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ワインを知る上で大切な目安になるのがワイン生産国のワイン法と格付けです。特に格付けはワインのランクを示しますので、ワイン選びの重要な役割となります。
ワインに関する法律が作られたのは、紀元89年ローマ皇帝ドミティアヌス時代といわれています。その後、1923年にフランスで現在のワイン法の原型が生まれ、1935年には、原料のブドウの種類、醸造法、原産地を細かく制定したA.O.C.(原産地統制呼称)ができました。
EU(ヨーロッパ連合)は、ワインの統一性をもたせるために1962年にワイン法が制定されました。EUのワイン法では、ワインの格付けを規定地域のブドウのみを使用した上級ワインのVQPRD(ヴァンド・カリテ・プロデュイダン・レジオン・デテルミネ)と、指定地以外のブドウ、産地が2ヵ所以上でブレンドされたものはテーブルワインのVDT(ヴァン・ド・ターブル)に分類されます。
VQPRD(地域指定優良ワイン) | |
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国名 | 当てはまる格付け |
フランス | AOC AOVDQS |
イタリア | DOCG DOC |
ドイツ | QmP QbA |
VDT | |
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国名 | 当てはまる格付け |
EU各国 | EU各国のテーブルワイン |