アメリカ

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1990年代に続いた良い作柄と、絶え間ないワイン生産方法の改善によって、カリフォルニアの赤ワインは、世界中で高く評価されるようになりました。年間ワイン生産量はオーストラリアの3倍以上にも達し、その生産量は世界でも5本の指に入ることは意外に知られていないようです。ワインづくりの歴史は浅いでのですが、生産地の数、生産されるワインの量とスタイルは、実に多様です。

カリフォルニア州はワイン造りに理想的な地中海性気候に恵まれ、ワイン生産量はアメリカ全体の90%を占めます。とくにナパ・ヴァレーでつくられるコクがありオーク樽香の強いカベルネ・ソーヴィニョン、国中に散在する古樹から多汁でベリー香のするジンファンデルが有名です。ほかに人気の高まっているメルロ、果実香味豊かでそれでいて洗練されたピノ・ノワール、そしてサンジョヴェーゼといったヴァライエタル・ワインもあり、メリテージ・ワインといって、ボルドー地方のブドウ品種のブレンド・ワインもつくっています。一般的に果実香味を強調し、タンニンを抑えて完熟した果実の甘味を伴う口当たりのなめらかなワインが多くつくられています。